先頃、衆議院補選で返り咲きした、
山崎拓議員の秘書さんのブログを見つけました。 政党や政治家関連のwebページは、 チラチラ見歩いてるんですが、結構イライラします。 画面の向こうの人を無視した、 我思う、ゆえに有権者あり、的なスタイルはまだましで、 大衆に迎合しようとして、 1歩半遅れたイマドキ感を前面に押し出す某巨大野党なんて、いやはやで。 伝えたい気持ちが強いのは分るのですが、 それが前面に出すぎていて、嘘くさくなったり、押し付けがましくなったり。 伝える相手のことまで考えていない。 で、ヤマタフ氏。 僕、この人けっこう好きなんです。 下半身の強い政治家というだけで、大物だと勝手に思ってて。 調べてると、義眼で、柔道有段者だったり、 自分でソフトボールチームを作って無理やりエースで四番やってる。 むちゃなオッサンです。 で、ヤマタフ氏秘書さんのwebページ「時々ブツブツ~ヤマタク 秘書のつぶやき」 ビッグネーム政治家の関係者ブログという、 スタイル自体は、コンテンツとして面白げなんです。 一方的なメルマガや、誰が書いてるか分らないページと違い、 ナマっぽさが立って、政治の身近に自分がいるような ライブ感覚があっていいと思うんです。 だからこそ、 伝えたい気持ちを前面に押し出さなくてもいいと思うんです。 ページ解説の部分に、こういうくだりがあります。 >ヤマタクのイメージといえば > 1.ぶっちょう面 > 2.むずかしそう > 3.ジョークが通じなさそう >そんなあなたの先入観をブチ壊します。 こんなもんいりません。 戦略がしっかりしてるのはいいと思いますが、 こんなもん書いたら、単なる押し付けになり、間口が狭くなるだけです。 1、2、3、全てのイメージを持っている人には、 有効なのかもしれませんが、 そこまでヤマタフのことを明確に考える人が 到底いるとは思えません。 それ以前に、1、2、3、の先入観は、 すでに下半身でブチ壊されていると思います。 だいぶ前から「仏頂面でマジメそうだけど、ヤルことやってんじゃんオッサン」です。 いまさらブチ壊しを宣言する必要はありませんし、 むしろ宣言すること事態、現状を否定する踏ん切りの悪さすら感じさせます。 マジメ・堅物のイメージが、 下半身・スキャンダルという、全くの逆サイドに振り切れた、 そんな過去があるからこそ、 キャラクターの振れ幅も大きくなり、 マジメと下半身の間にある人間味の部分に興味もわくというものです。 建前の戦略は戦略でインナーだけで共有していればよいと思います。 コンテンツとしてのキモの部分をちゃんと見極め、 ブログのライブ感が引き立つ形で、構成なさったほうがよいかと思います。 >三人の娘にいまだに『パパ』と呼ばれているヤマタク... >翌日着る服は、前日に自分で用意して就寝する几帳面なヤマタク... こういうのは面白いと思うんですが、 >このコーナーでは、不器用なため本来の自分が出し切れてないヤマタクの、 >とてもとても新聞や雑誌では取り上げられないような真実をお届けします。 >思わず『ぷっ』と漏らしたくなるような“オヤジ ヤマタク”の素顔をお楽しみください。 こういう余計な指示が押し付けがましいと。 あと秘書の方がお書きになっているので仕方ないとは思うのですが、 過度にヤマタフ本人を持ち上げすぎるとシラケてしまいます。 不遜な書き方をするのではなく、うまくキャラ付けができると、 観察日記として結構面白いことになるんじゃないかと、思うのですが。 以上、初めてのトラックバック。 ヤマタフさんのページにしてみました。
by morimoto.rinpei
| 2005-04-27 01:47
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