ほとんど布団の中で、テレビをみたり、本を読んだり。
レディ・キラーズをWOWOWで観た。 リメイクもとの映画は知らないのだけれど、 もとのストーリーに、コーエン兄弟お得意の人物類型をはめ込みましたという風。 全体の流れが段取りくさいコントのようで、妙なテンポ。 実際は、ストーリー自体も大幅に変わっているらしい。 まあ、どこかに欠落を抱えた人間ばかりが出てくるような映画は、 リメイクされるほどヒットはしないだろう。 公開時の触れ込みから推測するに、 おそらく、原作は凄腕犯罪集団が平凡な老婆に翻弄されるという話だったのだろうが、 コーエン兄弟は、それを自分たちの土俵に引きずりこんでしまった。 エドガー・アラン・ポー好きの犯罪マニアが、 新聞広告で募集した寄せ集めの素人犯罪集団と完全犯罪を企てるが、 うまくいくはずもなく、あちこちで想定外の出来事が起きて自滅への道を歩む。 という話になっている。 老婆は、彼らに自滅のきっかけを与えるだけで何かするというわけでもない。 原作ファンはさぞや怒っているだろうが、 コーエン兄弟いつものペーソスあふれる作品だった。 彼らの作品に登場するキャラクターを見ていると、 僕はいつも森喜朗元総理を思い出してしまう。
by morimoto.rinpei
| 2005-09-26 03:46
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